高血圧症になってしまうと食事や薬など色々と制限がかかってしまい身体的にも金銭的にも苦しくなってしまいます。そうなる前になにをすれば未然に防げるかご紹介していきますので参考にしてみてください

高血圧症や糖尿病で安静入院する妊婦とインスリン

高血圧症は生活習慣病の一つであり、糖尿病、肥満、脂質異常症とともに死の四重奏と呼ばれる重大な疾患の一つです。これらはいずれも乱れた生活習慣によって引き起こされるリスクがあり、それぞれが高いにかかわり合っているため合併してしまいやすいという特徴を持っています。また、目立った自覚症状を伴わず、重篤な合併症が生じてから気づくことになる場合が多いことから、個人が認識を持って日々予防を行いながら過ごすとともに、定期的に健康診断を受けて生活習慣病の疑惑がないかを確認することが必要とされています。
死の四重奏とされる四つの疾患の関連性については様々な研究がなされてきましたが、高血圧症と糖尿病は妊婦の安静入院の際にもよく見られるものであり、併発しやすいという特徴があります。そのため、安静入院した妊婦の母体と胎児の保護という重要性の高い観点からも、高血圧症と糖尿病の関連性についての研究は古くから行われてきました。それに大きな関与をしていることがわかったのがナトリウムとインスリンです。糖尿病では血糖値が高い状態が維持されることによってインスリンの分泌量が増えています。インスリンは腎臓に作用することによって尿として排出されるはずのナトリウムの再吸収を促進する効果があり、これによって血管に水分が溜まりやすくなって血流量が増えることになります。これが高血圧症が発症する原因となってしまっているのです。また、インスリンの自律神経系への関与も示唆されており、それによって高血圧症が生じているとも考えられています。
こういったメカニズムが判明してきたことによって妊娠高血圧症や妊娠糖尿病が互いにかかわり合っている可能性が強まり、安静入院が必要となった妊婦では両者に同時に対応することが必要という認識が高まっています。